浜田大山車舞獅子

■開催日時

平成29年1月15日(日)13:00~、15:00~

■開催場所

おかげ横丁内「太鼓櫓」

■内容

四日市旧南濱田地区に伝わる舞獅子は諏訪神社の祭礼「四日市祭」で奉納された4両あった大山車(おおやま)の上で舞われていた獅子舞の一つです。巨大な山車「大山車」の上や、氏子の家の前などで家内安全、商売繁盛を願って舞いました。その歴史は江戸期延宝年間(1673~81)まで遡ります。舞獅子は北勢地域にみられる四山の獅子舞のうち箕田流の流れを汲むものですが、動きが敏速で力強い舞で、口取りの被り物が舞楽の楽人が着用するものであること、囃子に使用する太鼓が長胴の鋲打太鼓を使用することが特徴です。また、かつては大山車という4層構造の巨大な山車の上で獅子が舞っていましたが、大山車の上で獅子が舞うことや、舞の奉納前に桜の造花の花納めをするのは、東海地方の車楽系の山車の影響とみられます。地域の最大の行事である「四日市祭」の大山車の伝統を受け継いでいることに大きな存在価値があり、古例を示す貴重な民俗行事として平成20年(2008)に、四日市無形民俗文化財に指定されました。